能を未来に繋げる挑戦
夕暮れ時に社寺仏閣で気軽に能を観劇できるプロジェクト「夕暮能」を伏見稲荷大社で実施した。プロジェクトの発起人は、能楽五流(観世、金春、宝生、金剛、喜多)のうち、唯一関西が地元である金剛流の若宗家・金剛龍謹。今回のプロジェクトでは、かつて京の旦那衆が娯楽としてゆるりとみていたように、能本来の気楽な楽しみ方を提案。夕暮れ時に沈みゆく太陽の下、お酒を呑みながら直感的に能を楽しむことを目指した。今回の舞台は、千本鳥居で有名な伏見稲荷大社。本殿の横にある屋外の能舞台”神楽殿”で実施させて頂いた。
神楽殿の本公演の前に、重要文化財の”外拝殿”にて舞を披露。これから始まる夕暮能を静かに祝う。
羽衣の公演。天女の羽衣と、夕陽が重なり輝く奇跡的な瞬間が生まれた。
美しい天女の羽衣。
天女の舞が披露される。
多くの人が、夕暮能を鑑賞した。
お稲荷さんと暗くなっていく空が美しい景色となった。
演じられた「小鍛冶」はこの伏見稲荷大社が舞台となった能の演目。
実施概要
イベント名:夕暮能 / See the Invisible
開催場所:伏見稲荷大社 外拝殿・神楽殿
日時:9月8日 17:00~19:00
入場料:無料
公式サイト:http://seetheinvisible.jp/
本プロジェクトは、内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、平成29年度オリンピック・パラリンピック本方針推進調査として実施しています。
Credit
Creative & Branding: artless
Photography & Film: Yuna Yagi
Copywriter: Dai Takeuchi